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第27回ワンコリアフェスティバル2011は、盛況のうちに無事終了すること ができました。

ご来場くださった皆様ありがとうございました。 すべての関係者の皆様ありがとうございました。

 「第27回ワンコリアフェスティバル2011」は、去る10月23日、雨の予報が出た中でも(実際に雨が降りましたが)、のべ約1万5千人の参加者が入場し、成功裏に終えることができました。
 韓国からは、37名の「ワンコリアフェスティバル祝賀訪問団」が来場し、訪問団を代表して金弼寿(キムピルス<金融監督院・総括首席>)先生が祝賀のご挨拶をしてくださいました。
 日本からは、韓国との交流が深い土肥隆一(国会議員・韓日キリスト教議員連盟日本側代表)先生が、ご来賓として挨拶をしてくださいました。
       
          (開会あいさつ)                (韓国訪問団代表:金弼寿先生)           (土肥隆一先生)
 今回は、東日本大震災と福島第一原発事故により未曾有の被害が広がっている中で、当フェスティバルとしましても微力ながら支援の一端を担いたいと思い、大阪に避難されている被災者の方に、食事券付きご招待をさせていただきました。
 また、韓日の女性たちを中心にして立ち上げられた「WOMEN HELP WOMEN イニシアティブ」という被災者支援のプロジェクトからの要請により、日本のオイカワデニムと韓国MCMの商品のチャリティー販売も行いました。モデルのアンミカさんも出演し、オイカワデニムのバッグを持ってチャリティーのアピールをしてくれました。
 宮城県気仙沼にあるオイカワデニムは、自社も工場が流される被害にあいながら、地元で被災者支援を続けておられ、及川秀子社長自らわざわざ当フェスティバルの会場にお越しくださり、現地の生々しいご報告と支援要請のアピールをされました。
山本太郎さんも、「WOMEN HELP WOMEN イニシアティブ」のオリジナルTシャツとオイカワデニムのパンツを着て、脱原発と被災者支援を訴えました。
 最後のファイナルステージでも、これまで一貫して脱原発を主張してきた朴保さんと、山本太郎さんが共演し、梁石日原作、金守珍監督の映画『夜を賭けて』の主題歌「いつの日にかきっと」(朴保作詞・作曲)を熱唱しました。また、今回の当フェスティバルのパンフレットには二人の熱い対談も掲載されています。

(アンミカさんを挟んで右から司会のムンス・ソラ・セン)    
(アンミカ)                 (及川秀子・オイカワデニム社長)

        (山本太郎)              (パンフレットの朴保との対談もアピール)  (「W・H・Wイニシアティブ」震災支援ブース)
 また、大阪の福島朝鮮学校の老朽化した施設の改装支援のための保護者による飲食ブースと、韓国民団系の学校、建国学校の保護者によるやはり学校のための飲食ブースが出ました。在日同胞の和合を願う当フェスティバルとしては本当に嬉しいことでした。
 もちろん、例年に劣らず、K-POPやアジアの伝統芸能、マジックや韓国古武道など、多彩な演目が繰り広げられました。韓国からの出演者が多い中でも、大阪代表として全国大会に出た大阪朝鮮高校ラグビー部を応援する歌を自ら作り歌っているHISONさんと伝説の舞踊家、崔承喜先生の孫弟子に当たる姜輝鮮さんが教える朝鮮舞踊研究所の子どもたちが出演し、同じ舞台で韓国の京畿民謡の第一人者イユラ先生率いるイユラ芸術団が出演していることも、まさに当フェスティバルの願いを表しているものです。

        (HISOON)            (南インド古典舞踊グループ・マルガユニティー)      (タッサーニ・タイ舞踊団) 

                  (フィリピン・ダンス・カンパニー)                         (中国胡弓・王ホ)

 (国際テコンドー連盟・関西本部大阪道場E)     (マジック・ハムヒョンジン)             (仙道・チソンチョル)

         (江陵民芸総)         (姜輝鮮朝鮮舞踊研究所・舞踊団NARUSAE)           (イユラ芸術団)
 ご案内のように、今回のメインテーマは「海でつながる東アジアの未来」としました。
 海洋資源をめぐる中国、日本、ベトナム、フィリピンなどの対立、日本の福島原発事故による海洋放射能汚染、中国最大の海上油田渤海湾における原油流出など、古代から交流の海だった東アジアの海が、いま対立と環境破壊の海になっています。東アジア共同体の未来に向けて、東アジアの海に交流と協力を通した平和を取り戻すために、私たち東アジアの市民が行動を起こすことをアピールしたいと思ったからです。

        (ソラ&セン歌でも登場)                             (SEED)                   

       (夫歌寛)           (ミンヨンチ)          (朴保バンド)     (「いつの日にか」を熱唱する朴保と山本太郎)

         (フィナーレ)                   (ハナコール)                   (フィナーレ)
  この東アジアの緊張の中で開催された今回のフェスティバルは、東アジアの情況をより深く掘り下げ、その未来の展望をテーマにしたシンポジウムを、年初に一般財団法人として登録をいたしました「財団法人ワンコリアフェスティバル」の設立記念行事としてフェスティバル前日に立命館大学・朱雀キャンパスで行いました。「東アジア共同体の未来に向けて−市民・地域交流を中心に−」をテーマに、今回は中国の有識者も招いて議論を深めました。(シンポジウムにつきましては近く詳しい報告をいたします)

 もう一つの記念行事として、 日本とコリアの交流の象徴として「王仁博士顕彰行事」を行いました。王仁博士は、日本に漢字と論語を伝えたと「日本書紀」に記されています。その王仁博士の歌と伝えられる「難波津」の歌碑(万葉仮名、ひらがな、ハングル併記)が、2009年生野区コリアタウンにある御幸森天神宮に建立されました。これは地域の日本人とコリアンが協力して資金を集めて出来た画期的な歌碑です。今回の顕彰行事には、フェスティバル当日の朝、韓国からの訪問団が王仁博士の歌碑を訪れ、出迎えてくれたコリアタウンの役員、関係者とも交流し、また「猪飼野保存会」のご好意により日本の伝統芸能である地車(だんじり)とお囃子も披露していただきました。また当フェスティバル会場でも「王仁博士」に関する展示ブースを設け、その意義をアピールしました。

 ご来場いただいた皆様、出演者、関係者の皆様、そしてなによりボランティアの皆様にあらためて感謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。

ワンコリアフェスティバル実行委員会

 


 

 

 
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