コリアの
新しい魅力、
みつけた。

俵万智、鷺沢萠、金久美子
3人の女性表現者によるワンコリア・トーク

去る7月18日、新宿区大久保のR'sアートコートで、歌人の俵万智さん、作家の鷺沢萠さん、女優の金久美子さんによる卜−クショーが行われた。俵さんは日本人、鷺沢さんは4分の1コリアン、金さんは100パーセントコリアン。クラデーションだね、などと自分たちて冗談を言いなから、会は始まった。閉会後、「新鮮でした。時代が確かに変わってきたのですね」と感想を述べてくたさった一世の人。「私も留学してみたい」と語った大学生。時にオカシく、時に鋭く、硬軟とりまぜ伸び伸びと語る3人の若々しい感性に、みなそれぞれ新しい時代の到来を予感したようである。
3人の卜ークの後には、朴保氏によるアコースティク・ミニライブを開催。朴保氏の熱唱に会場はしーんと静まり返り、3人の女性出演者たちからも「もっと聞きたかった」と熱いコールが寄せられた。
(司会:篠籐由里)(1994)


 

>> 次のページ

このトークの主な見出し

若い世代にも残っている
 不自然な過敏さ

言葉の力、芝居の力

私たちの世代だから
 できることがある

ワンコリアフェスティバルは
 新たなる出会いの場


俵万智(たわら・まち) 歌人
   『サラダ記念日』で現代歌人協会賞受賞。
   最近はインドを舞台にした
   ドキュメンタリー映画『ガンガー』にも出演。
   芝居の脚本にも取り組み、
   『ずばぬけてさびしい、あのひまわりのように』が上演された。

鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ) 作家
   18歳の時に「川べりの道」で分學界新人賞、
   92年『駆ける少年』で泉鏡花賞を受賞。
   著書に『少年たちの終わらない夜』 『葉桜の日』等がある。
   93年には韓国の廷世大学に語学留学。

金久美子(きむ・くみじゃ) 女優
   新宿梁山泊所属。ドラマ・映画の出演も多く、
   韓国でも「愛乱」「マウスパスクン」など多くの映画の主演をつとめる。
   「ミッチン サラン ノレ(狂った愛の詩)」では
   アジア太平洋映画祭最優秀女優賞を受賞。


司会:篠藤由里(しのとう・ゆり) 作家
   「ガンジーの空」で海燕新人文学賞を受賞。
   旅のエッセイ、音楽のエッセイなどを中心に
   執筆活動を展開している。

 次ページ

〜〜


©1985-2001 OneKoreaFestival. tel,fax/06-6717-6645  mail:Webmaster